maintenance
Rinng FORCE HUB
COGの交換方法
1.ナット(17mm)、ロックナット、玉押し(ともに22mm)を全て外す。
2.フランジの内側の+のコグを留めているビスを外す。
3.コグの反対側からシャフトを、プラスチックハンマー等で軽くコグ方向に叩く。
4.シャフトにコグ・ベアリング(大)が残った状態で、先程とは逆にコグ側のシャフトを軽く叩いてシャフトを抜く。
5.シャフトからベアリング(大)・カラー(9mm幅)を抜いて、コグの内側からシャフトを戻し、コグの内側からシャフトを軽く叩いて、ベアリング(小)を2ケ抜く。
6.コグ側のシェルにベアリング(大、黒)入れます。反対側よりシャフトを通して→カラー(9mm幅)→コグ→ベアリング(小)2ケの順番にセットし、治具(平らな物、ハブスパナ等)をシャフトに通して、ナットを使って締めこんでコグにベアリング(小)2ケを圧入する。
※この圧入の際に硬くて圧入出来ない場合は、シャフトの反対側に玉押し・ロックナットでロックした状態を作り、玉押しを万力等で固定すると容易に作業が出来ます。
また、途中で硬くなる場合は、コグのベアリングの2ケ目がズレて引っかかった状態が確認できておりますので、そこを注意して作業を行なってください。
7.コグのハブと連結部にグリスを極少量馴染ませて、ハブに先程のシャフトを通し、コグの反対側のベアリング(大)を奥側に1ケ、その間のカラー(5mm幅で内輪用、外輪用 2ケ)を通して、外側にベアリング(大)を2ケ、外側には赤茶色のシールドがされたベアリングを配置。コグが奥まで入る様にセットします。
※このコグを奥まで入れる作業でコグが収まり切らないで固い場合は、コグ側のシャフトを軽く叩いて入れて下さい。
8.フランジ内側のコグを止めるビスを固定。
9.玉押しを指で締まるところまで入れて、ガタツキがなければロックナットでロック。(両側共)
ロックをかける際に、この箇所にも座金が入ります。
緩み防止のために、採用しており、シャフトをしっかりと固定してロックナットを締め付けて下さい。(高トルクで締めていきます)
9.作業終了。
※座金ですが、皿バネ座金というワッシャーを採用しております。
特性として、締め付けて行くと皿状の形をしていた座金が平らまで変形し、そこで締め付けが止まります。(結構なトルクで締めます)
座金の入る順番は中からハブのロックナット→フレーム→座金→ナットになります。